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TVアニメ第一期のBlu-ray Box化発表! そしてアニメ第二期の製作が決定!!

2016年9月18日、京都のみやこめっせで開催された「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2016」にてTVアニメ『有頂天家族』のスペシャルイベント「有頂天家族 捲土重来ステージ」が行われました。
当日はあいにくの空模様でしたが、県内外から多くの人が訪れ、会場となった一階のステージゾーンは立ち見も出るほどの盛況ぶり。

10時から始まったステージは、まず下鴨家のライバル金閣・銀閣こと夷川家の阿呆兄弟・呉二郎(金閣)と呉三郎(銀閣)の掛け合いからスタート。四文字熟語を多用しながら下鴨家のことを蔑む口調は相変わらずの調子で、会場も放送当時を彷彿とさせる『有頂天家族』ワールドへ一気に惹き込まれていきました。

金閣・銀閣によるタイトルコールのあと、まずは壇上に司会の三崎智子さんが登場。そして大きな拍手と共に、下鴨矢三郎役の櫻井孝宏さん、弁天役の能登麻美子さんが登壇されました。

そして、この日のために用意されたスペシャル映像を見ながら『有頂天家族』をあらためて振り返ることに。

映像を見終わってキャストのお二人からは、「昨日のことのように収録当時の様子を覚えています。『有頂天家族』のオーディションは、長男の下鴨矢一郎、次男の下鴨矢二郎、三男の下鴨矢三郎を受けさせていただきました。その中でも矢三郎は作品の語り部であって、あまり主人公っぽさがない。いつもフラフラしているんですけど、そこに矢三郎の雅さがあるんですよね。それがとてもカッコイイなって。自分は京都に住んだことがないので、京都の文化、風土などを想像しながら演じるところもとても楽しめました」(櫻井さん)

「弁天はみんなを惑わすキャラクター。最初は無邪気に周りを引っ掻き回すところが難しいかなと思っていました。でも彼女の寂しさ、子どもっぽさが自分の中で腑に落ちたとき、とっても演じやすくなったんです。それからは嬉々として「みんな困れ~」と演じていました(笑)。もしかしたら自分の中にそういう部分があるのかもしれないです」(能登さん)

また「収録がある度に『この作品はいいよね』『ひと心地つけるような作品』と言っていたんです」(櫻井さん)「別の現場でも『有頂天家族』のことが話題にのぼることも多くて、みんな大好きな作品なんだって思いました」(能登さん)と収録当時を振り返っていました。

その後も「キャストとキャラクターが重なって見えるときがあって、みなさん似ているなって。能登さんも魔性の女性ですから(笑)」「それなら櫻井さんの矢三郎もそっくりです」(櫻井さん・能登さん)と思い出話に花が咲いたところで、ステージにはさらにゲストが登壇。

『有頂天家族』の原作者である森見登美彦さん、TVアニメ『有頂天家族』の吉原正行監督、プロデューサーでもありP.A.WORKS代表取締役の堀川憲司さん、音楽面を支えるランティスのプロデューサー斎藤滋さんが加わりました。

そして堀川さんから「TVアニメ第一期のBlu-ray Box化が決定しました」と発表! 「大役にドキドキしていた」という堀川さんに、会場からは大きな拍手が送られました。

ゲストのみなさんがお気に入りのシーンを聞かれると、「弁天様のダイジェストが見たいです。特に裸で鯨につかまっているシーンが神秘的で見返したくなりますね」(櫻井さん)

「感動的なシーンなどいっぱいありますが、矢三郎の女子高生姿がお気に入りです。特に矢四郎と戯れるところがたまらなく好きです」(能登さん)

「森見先生の作品世界は深いドラマがありつつ、暖かくて、しみじみと柔らかい気持ちにさせてくれます。それを見るたびに癒されるので、改めてその世界観を味わってもらいたいです」(堀川さん)

とそれぞれが第一期を振り返っていました。そして三崎さんから「もうひとつ引き続き重大な発表があるんですよね?」と振られた櫻井さんは、「みなさん『有頂天家族』好きですか!」とコール。それに対して会場から大きな拍手がおこると、「ドキドキして尻尾が飛び出しそうです」と前置きをしながら……。

『有頂天家族』第二期製作決定!」と大きな声で発表!

会場から大きな拍手と声援が沸き起こり、長い間拍手が鳴り止みませんでした。

そこからは気になる第二期の話題に。小説『有頂天家族 二代目の帰朝』をベースに制作されるという作品について問われると、「実はアニメが放送しているときに、第二部を完成させて売り上げにも貢献を……と関係者の方々は期待していたんですけど、まったく完成せず。しかもアニメの打ち上げのときには会場から、『第二部はどうなっているんですか?』と吊るし上げられるという大変な目にあいました(笑)。それからかなりの時間をかけてようやく完成したのですが、もうアニメにしていただくのは厳しいかなと諦めていたんです。でも今回のお知らせをいただいて、本当に嬉しいですね」(森見さん)

「新しいキャラクターも出てくるので、そちらも含めいろいろと考えています」(吉原監督)

「どうしても第二期が作りたかったんです。先生にもご快諾をいただき、さらに『ご無理をなさらず』と優しいお言葉もいただいたんですが、先日先生のコメントを読ませていただいたら『第一期を凌駕する傑作の誕生を』とありまして(笑)。ご期待に応えられるよう頑張ります」(堀川さん)

第二期のアフレコや音楽について聞かれると、「矢三郎の口上を聞いたとき、『帰ってきた~!!』という感じがしました。アフレコは始まったばかりですけど、第一期のメンバーに加えて新しいキャラクターとの絡みもあり、今からワクワクしています」(能登さん)

「劇伴は第一期の雰囲気を残しつつ、第二期のイメージに合わせた新しい音楽を作っていきます。劇伴の打ち合わせはすでに終わって、今は制作に着手しています」(斎藤さん)

と、それぞれのパートで順調に第二期の制作が進行していることが報告され、今後の続報に期待が高まりました。

そしてアッという間にイベントは終了の時間に。

「この京都で素敵な発表ができて本当に嬉しく思います。これだけ大きな歓声と拍手をいただいたことに、みなさんの『有頂天家族』への愛の大きさを感じました。ぜひ第二期を一緒に楽しみましょう」(櫻井さん)

「第二期製作決定をこの場でみなさんと分かち合うことができて本当に嬉しく思います。私自身も森見さんが書かれた『二代目の帰朝』がどういう映像になるのか大変楽しみにしております」(能登さん)

「『有頂天家族』の第一期は、P.A.WORKSが吉原監督の要求に応えられるスタジオに育ったらやってみたいという堀川さんの想いがあったと聞いていました。第二期にもその想いは引き継がれていると思います。単純に第二期というのではなく、吉原監督、堀川さん、スタッフの熱い愛が詰まった作品ですので、ぜひご期待ください」(斎藤さん)

「第二期製作にあたりご協力いただいた方々、チャンスをくださった方々に感謝をするとともに、第一期が終わってから約三年間、ずっと応援してくださるファンのみなさんに支えられていました。みなさんの「第二期を期待しています!」という言葉が最後に僕の背中を押してくれたんだと思います」(堀川さん)

「森見さんの素敵なところを一生懸命映像化したいと思います。期待を裏切らないように頑張りますのでよろしくお願いします」(吉原監督)

「第二部を書くときに、僕なりには第一部を超えたものを書こうと思って、かなり苦しみました。吉原監督にはあまり無理をしていただくのは悪いかなと思いますが、ぜひ第一期を超えた作品を見せていただきたいなと。あと、これでようやくブログに書けることが大変嬉しいです。皆様楽しみにお待ちいただければと思います」(森見さん)

最後はステージ上から「面白きことは」という問いかけに、客席が「良きことなり!」と応える『有頂天家族』の定番であるコール&レスポンスで「有頂天家族 捲土重来ステージ」は幕を閉じました。